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三十三間堂 楊枝(やなぎ)のお加持

1月12日、三十三間堂では「楊枝(やなぎ)のお加持」が、通し矢(大的全国大会)と同時に行われました。

 

三十三間堂は、今からおよそ850年前、後白河法皇が、観音への篤い信仰から発願建立されたもので、「楊枝のお加持」は、後白河法皇が頭痛で悩まれた際に、頭痛平癒の祈願でたいへん効力があったことに由来し、本尊・千手観音菩薩のご宝前で7日間祈願した閼伽水(浄水)を、”人の熱悩を除く”とされる霊木・楊枝(やなぎ)の小枝を持って参拝者の頭上に灌いで無病息災・厄除開運のご利益を授ける修法です。

 

本尊の前では特別祈願の「矢形の福柳(福柳・厄除陀羅尼・干支柳」が置かれて祈祷読経が行われ、参拝者に授与されました。また外陣では、参拝者の頭上に一人ずつ洒水を受けました。