宮神社の斎宮行列。10月

 

「斎宮」とは。

「斎宮(斎王)」とは、天皇が新たに即位する代替わりごとに、天照大神の御杖代(みつえしろ)として、伊勢神宮に遣わされた斎王(未婚の内親王または女王)のことである。

伊勢神宮に下向する斎王に関して斎宮というのに対し、賀茂社に遣わされた斎王を斎院という。

伊勢神宮の斎宮の歴史は飛鳥時代の天武天皇のの頃にはすでに確立されており、南北朝の後醍醐天皇の頃までおよそ660年間、64人の皇女が遣わされていたと言い伝えられている。

 

※「斎王群行」を再現、嵐山で平成30年(2018)19回目の「斎宮行列」が行われた。

主催:斎宮行事保存会、嵐山商店街、嵯峨商店街

 

「斎王群行」は斎王が任命を受けて、都から伊勢の斎宮へと向かう旅。これが「斎王群行」と呼ばれるもので、斎王以下、監送使、官人・女官などあわせると数百人にも及んだという。

勢多頓宮、甲賀頓宮、垂水頓宮、鈴鹿頓宮、壱志頓宮を経て斎宮に到着するまでに5泊6日もかかったという。